コンポストトイレの仕組みと設置方法の手順・注意点をご紹介します

目次

コンポストトイレを室内に設置する場合の手順と使用基材について

コンポストトイレでは便を分解処理する際、炭酸ガスと水分が発生します。また、電気を使わない単純な構造のコンポストトイレは、尿が撹拌槽に入らないよう便器で分離し専用タンクに貯めます。多くの場合、排気管と尿配管を壁に設置する必要があります。この記事では、トイレ本体の背面から配管を屋外に出す場合について説明します。

トイレを設置するスペースが決まりましたら、まず、本体ケースを置いてください

設置する場所に本体ケースを置きます。

工事手順

  • 付属品の確認と必要な道具を準備します。
  • 型紙で排気管、尿配管を壁に開ける穴を決めます。
  • ホールソーがある場合、穴の中心に下穴を開けます。
    ない場合、4,5ミリのドリル歯で穴の周囲を開けます。
    モルタル壁の場合、コンクリ用のホールソーが必要です。
  • 外壁が見えましたら、外壁に開ける穴の中心をドリルで開けます。
  • 屋外側でドリル穴に合わせて、ホールソーで穴を開けます。
    ない場合は、穴を中心に円周を書き、ジグソー等で開けます。

設置に必要な付属品を確認します。

付属品

撹拌ハンドル、シリコンチューブ、AC-DCアダプター、ステンレス製雨よけフード、フード固定ソケット、60ミリ塩ビ管、30ミリ塩ビ管

壁に穴を開けるために壁紙を用意します。

穴開け用型紙

壁に肩書を当てて穴を書きます。

壁に排気管と尿配管を通すための塩ビ管を通します。

塩ビ管を壁に通します

パイプを設置する際は、水が外に流れるよう傾斜を取ってください。
外壁側で雨水が入らないようコーキングしてください。

屋外側では、雨水が入らないよう、ステンレスカバーを付けます。

外壁側の作業内容

雨よけフードを取り付ける際は、先に、フードを固定するソケットを、中に塩ビ管が入るように壁に固定し、コーキングします。最後に、ステンレスフードを差し込みます。

本体ケース床面をビズで固定します。

本体ケースの固定

本体底面の四隅にビスで固定します。

設置したコンポストトイレを使えるように設定します

本体ケースが固定できましたら、尿配管に水を流し正常か確認します。排気装置も電源を入れて確認します。

まず作動確認をします

100ボルト電源の場合、AC-DCアダプターをコンセントに付けて、先端のジャックを本体のソケットに差し込んでファンの作動を確認してください。本体ケースフロント部の尿受け皿に500CC程度の水を入れてスムーズに流れるかの確認をします。

撹拌槽を屋外に出し、3種のコンポスト基材をセットします。

コンポスト基材をセットします

屋外で撹拌槽に入れるコンポスト基材をセットします。
3種の基材を同量、撹拌器の横棒が見えなくなる程度まで入れます。水1リットル程度を加え、コンポスト基材に湿り気を加えます。

最後に微生物基材を少し振りかけます。

微生物基材を投入します

コンポスト基材が混ざれば、促進剤を少量入れます。
冬場など、分解が進まないようであれば、少し多めに入れます。

内側ケースをセットします。

内側ケースをセットします

コンポスト基材が入った撹拌槽をその上にセットします。

撹拌槽をセットします

便器、便座をセットします。

便器・便座をセットします。

そして撹拌ハンドルをセットします。
もう一度、便器から水を流し、確認をしてから使用します。

まとめ

設置は簡単ですが、設置後、必ず尿配管を確認して下さい。外側でタンクに入る箇所も折れがないか、折れがあるとタンクに流れず、トラブルの原因となります。使用後も、定期的に確認して下さい。撹拌槽に水分が入りすぎると、コンポストが水分過多になり堆肥化ができなくなります。

ご質問、お問い合わせにつきましては

合同会社コンポス技研 ☎0740-36-1295

メールでのお問い合わせは下記ボタンからお願いします。

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