コンポストトイレの排気装置はトイレの配置で排出方法が決まります
大便の成分は80%が水分で、20%が食物残渣、大腸菌の死骸、古い腸壁の剥離物等と言われています。また便1g中に微生物は、1,000 万~1億個の多種類の微生物が生きています。したがって大便は自身が持っている微生物で分解されますが、微生物の活性には酸素が必要です。
その大便がコンポスト化する過程で、コンポストトイレの撹拌槽内で水分と炭酸ガスが発生します。撹拌槽から炭酸ガスを排出し、撹拌槽に酸素を取り込むために換気が必要です。
排気管の出す方向はトイレ本体から後方、側面、壁付け式があります
こまらんeトイレの排気装置 は、標準仕様は本体ケース背面に装備されます。排出できる場所がトイレ本体側面から出す場合は、壁とトイレ本体の間に排気ボックスを設けます。また、室内でポータブル的に使用する場合、排気装置を壁に取り付け、排気装置からのダクトホースをトイレ本体の背面に差し込み使用するタイプもあります。
トイレの配置で排気場所が本体後方が屋外になる場合の排気装置です。
排気方向が右手側用の排気ボックス、トイレ本体側面をボックスに付けて使用します。
壁に付ける排気装置は、トイレを使用しない場合、ダクトホースを外すことができます。ポータブルとしてコンポストトイレを使用する場合にしようします。
排気管を本体ケース背面から屋外に出す場合
排気装置は、12ボルト1ワット程度の排気ファンを使用しています。100ボルト電源場合、AC-DCアダプターを使用します。壁の中に内径50ミリの塩ビ管を使用し、屋外側で50ミリのステンレス製ガラリを付けて雨水が入らないようにします。
排気管を本体ケース側面から屋外に出す場合
排気をトイレ本体側面から屋外に出す場合、壁との間に排気ボックスを設けます。写真は左手側に排気管を出す場合の排気ボックスです。尿タンクを屋外に出す場合、尿配管も排気ボックスの中に通し、屋外に出します。
壁付の排気装置から排気する場合
コンポストトイレを室内でポータブル的に使用する場合に使用します。壁に排気装置を設置し、1,5メートルのダクトホースでトイレ本体背部の穴に差し込み使用します。使用しないときは外せます。屋外に出す排気管の設置方法は同じです。
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